“よぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
25.0%
12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
憎い奴だ、彼奴あいつと彼奴は父の敵だ、と、さう姉や親戚の者達が円座を作つて、顔を歪め唇をよぢり曲げて罵り合ふのを、軍治は何度となく眼にし、耳に聞いた。
鳥羽家の子供 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
八月はちぐわつ上旬じやうじゆん……敦賀灣つるがわん眞上まうへ磽确かうかくたる岨道そばみちを、くるま大日枝山おほひだやまよぢたのであつた。……
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その動力どうりよくつね石油發動力せきゆうはつどうりよくにあらずば、電氣力でんきりよくさだまり、艇形ていけい葉卷烟草形はまきたばこがたて、推進螺旋スクリユーつばさ不思議ふしぎよぢれたる有樣ありさまなど、いつもシー、エヂスン氏等しら舊套きゆうとう摸傚もほうするばかりで
あひだには與吉よきち背負せおつてはやしなかあるいてたけ竿さをつくつたかぎ枯枝かれえだつては麁朶そだたばねるのがつとめであつた。おつぎは麥藁むぎわら田螺たにしのやうなかたちよぢれたかごつくつてそれを與吉よきちたせた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)