“捻釘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねじ50.0%
ねじくぎ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこへかくしていたのか、小さな捻釘ねじ廻しを硝子ガラス戸のびょうへあてた。くるくると廻すと鋲はすぐに足元へこぼれる。二本、三本……そうして一枚の硝子戸をはずすことは三十秒の作業であった。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、トムは窓の外へ出て、捻釘ねじ廻しを彼らに預けた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木にうちつけてある四つの太い捻釘ねじくぎを引き抜かねばならなかった。彼はただナイフをしかもっていなかった。そして何にも見えなかった。というのは、蝋燭ろうそくの火をともしかねた。