“ねじくぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
螺釘66.7%
捻釘16.7%
螺旋釘16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エルリングは、俯向うつむいたままで長い螺釘ねじくぎを調べるように見ていたが、中音ちゅうおんで云った。
冬の王 (新字新仮名) / ハンス・ランド(著)
木にうちつけてある四つの太い捻釘ねじくぎを引き抜かねばならなかった。彼はただナイフをしかもっていなかった。そして何にも見えなかった。というのは、蝋燭ろうそくの火をともしかねた。
昌平丸を作る時分には、まだ螺旋釘ねじくぎを使うことを知らない。まっすぐなくぎばかりで造ったもんですから、大風雨おおあらしの来た年に、品川沖でばらばらに解けてこわれてしまいました。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)