捩子ねじ)” の例文
自然が「精神に啓示しないものを、汝は槓杆こうかん捩子ねじをもつてむりやりに取つて来ることはできぬ。」
ゲーテに於ける自然と歴史 (新字旧仮名) / 三木清(著)
日本でも見馴れた洋種の馬とここの馬の共通した栗毛の光った美しさは、捩子ねじの利かない瓦斯にぼッと火の点くように、あたりの景色の美しさまで急に頭に手繰りよって来るのだった。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)