ねじ)” の例文
見も知らぬ浮浪人を、快く家に通すさえあるに、その技倆を信じて、おのが道場を任せて疑わぬ丹後守の度量には、机竜之助ほどのねじけた男も、そぞろ有難涙ありがたなみだに暮れるのであります。
落着いていたがあばれる時は近藤以上に荒れる。怨みはよく覚えていて、根に持っていつまでも忘れない。近藤はぎょやすし土方は御しがたしと有司ゆうしも怖れていた。隊長の芹沢は性質がことにねじけていた。