“手捜”のいろいろな読み方と例文
旧字:手搜
読み方割合
てさぐ92.3%
てさぐり7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日か明日あすに運命が迫っているのに……など思い思い手捜てさぐりをして行くうちに、又一つの階段にぶつかった。螺旋らせん型になっているようだ。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一番から十番まで、一寸五分ぐらいから、五六寸のまで、枕に並べた定法の鍼の数を、不自由な眼と手捜てさぐりとでからくも読むと
青貝は寝返りを打って、薄暗いなかに冷たそうな長い光を放つ。甲野さんは椅子をずらす。手捜てさぐりに取り上げた洋筆軸ペンじくは父が西洋から買って来てくれた昔土産むかしみやげである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)