“てさぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手探45.7%
手捜34.3%
手索11.4%
手搜5.7%
手撈2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分はあによめの方を片づけて、すぐ母の方に行った。厚い窓掛を片寄せて、手探てさぐりに探って見ると、案外にも立派に硝子戸ガラスどまっていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一番から十番まで、一寸五分ぐらいから、五六寸のまで、枕に並べた定法の鍼の数を、不自由な眼と手捜てさぐりとでからくも読むと
自家うちに帰れば猫の子もいない座敷を、手索てさぐりにマッチを擦って、汚れ放題汚れた煎餅蒲団に一人柏葉餅のようになって寝ねばならぬのに斯うして電灯のついたへやに、湯上りに差向いで何か食って
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
手撈てさぐりに、火鉢の抽斗ひきだしからマツチを取出すと、手捷てばしこすりつけて、一昨日おとゝひ投出ほうりだして行つたまゝのランプを、臺所だいどこの口から持つて來て、火をけたが、もう何をする勇氣もなく、取放とりツぱなしの蒲團の上に
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)