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手索
ふりがな文庫
“手索”の読み方と例文
読み方
割合
てさぐ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てさぐ
(逆引き)
たしかに兄は起きているのにと
訝
(
いぶか
)
りながら、勝代は
手索
(
てさぐ
)
りでマッチを捜して、ランプを
点
(
つ
)
けてみると、兄は例の処に寝ていなかった。
入江のほとり
(新字新仮名)
/
正宗白鳥
(著)
自家
(
うち
)
に帰れば猫の子もいない座敷を、
手索
(
てさぐ
)
りにマッチを擦って、汚れ放題汚れた煎餅蒲団に一人柏葉餅のようになって寝ねばならぬのに斯うして電灯のついた
室
(
へや
)
に、湯上りに差向いで何か食って
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
彼
(
あ
)
の辺は皆垣が石のような処で、
其処
(
そこ
)
を
切穿
(
きりほ
)
りまして穴蔵
様
(
よう
)
な物が山の
半腹
(
はんぷく
)
にありまして、
宛
(
まる
)
で
倉庫
(
くら
)
の様になって居りますから、縁側を伝わって段々
手索
(
てさぐ
)
りで
行
(
ゆ
)
くと、六畳ばかりの座敷がありまして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手索(てさぐ)の例文をもっと
(4作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
索
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
“手索”のふりがなが多い著者
近松秋江
正宗白鳥
三遊亭円朝