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らほつ
ふりがな文庫
“らほつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
螺髪
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
螺髪
(逆引き)
「……身につけている蛮衣はなんだ、
螺髪
(
らほつ
)
とはなんだ、
眉間
(
みけん
)
の
白毫
(
びゃくごう
)
とはそもそもなんだ、
汝
(
なんじ
)
はいずれの辺土から来た頓愚だ、云え、仏とはそもなに者か」
荒法師
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
仏の三十二相の第二は
螺髪
(
らほつ
)
右旋
(
うせん
)
、その色紺青(『方広大荘厳経』三)、
帝釈
(
たいしゃく
)
第一の后
舎支
(
しゃし
)
、目清くして寛に、開いて
媚
(
び
)
あり、髪青く長く黒く一々
旋
(
めぐ
)
る(『
毘耶婆
(
びやば
)
問経』下)。
十二支考:09 犬に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
螺髪
(
らほつ
)
はもともと熱帯地方のあのちぢれ毛の写実から起った彫刻的様式であったに違いないが、日本ではそういう意味を全部喪失して、ただ希有珍重な不思議としてのみあがめられた。
本邦肖像彫刻技法の推移
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
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