『佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし（さたけのはらへだいぶつをこしらえたはなし）』

私の友達に高橋定次郎氏という人がありました。この人は前にも話しました通り、高橋鳳雲の息子さんで、その頃は鉄筆で筒を刻って職業としていました。上野広小路の山崎（油屋）の横を湯島の男坂の方へ曲がって中ほど（今は黒門町か）に住んでいました。この人 …

著者	高村光雲
ジャンル	芸術・美術 > 彫刻 > 彫刻史 各国の彫刻
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約16分（500文字/分）
朗読目安時間	約26分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

苟（いや） 切（きり） 刻（ほ） 大概（あらまし） 交（かわ） 頤（おとがい） 矯（ため） 握（つか） 揉（もみ） 各自（てんで） 竿幟（のぼり） 串戯（じょうだん） 雑作（ぞうさ） 金銭（かね） 迅（はや） 訊（き） 親父（おやじ） 蠑螺（さざえ） 螺髪（らはつ） 伴（つ） 花車（だし） 笑談（じょうだん） 笊（ざる） 平内（へいない） 口裡（くちうら） 潜（くぐ） 漆喰（しっくい） 概略（あらまし） 栄（は） 旺（さか） 布片（きれ） 打（ぶ） 急（せ） 御徒（おかち） 張子（はりこ）