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『受験生の手記』
ふりがな文庫
『
受験生の手記
(
じゅけんせいのしゅき
)
』
汽笛ががらんとした構内に響き渡つた。私を乘せた列車は、まだ暗に包まれてゐる、午前三時の若松停車場を離れた。 「ぢや左樣なら。おまへも今年卒業なんだから、しつかり勉強しろよ。俺も今年こそはしつかりやるから。」 私は見送りに來てゐた窓外の弟に、 …
著者
久米正雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約1時間30分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間29分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
埃
(
まみ
)
位置
(
シチユエーシヨン
)
戰
(
ふる
)
言
(
げん
)
戰
(
をのの
)
惡戲
(
いた
)
索
(
つな
)
歩廊
(
プラツトフオーム
)
周
(
まは
)
動
(
やゝ
)
健
(
すこやか
)
突然
(
だしぬけ
)
澱
(
おり
)
際
(
きは
)
劃
(
かぎ
)
嫣然
(
につこり
)
閉
(
た
)
寺僕
(
じぼく
)
毎
(
いつ
)
蒐集
(
しうしふ
)
先刻
(
さつき
)
鳥渡
(
ちよつと
)
痙攣
(
ひきつ
)
看經
(
おつとめ
)
小波
(
さゞなみ
)
容
(
かたち
)
繻子
(
しゆす
)
間遠
(
まどほ
)
閾口
(
しきゐぐち
)
隧道
(
とんねる
)
區劃
(
くぎり
)
素氣
(
すげ
)
軒輊
(
けんち
)
自棄
(
やけ
)
麥酒
(
ビール
)
薄暮
(
はくぼ
)
仄白
(
ほのじろ
)
豁
(
ひら
)
迸
(
ほとばし
)
鐡軌
(
レール
)
閑暇
(
ひま
)
首途
(
かどで
)
駛
(
はし
)
骨牌
(
かるた
)
定
(
き
)
傾
(
かし
)
半年
(
はんとし
)
喨然
(
りやうぜん
)
嘯
(
うそぶ
)
壓搾
(
あつさく
)
壯健
(
たつしや
)
大厦
(
たいか
)
天心
(
てんしん
)
失敗
(
しくじ
)
看經
(
かんきん
)
室馴
(
へやな
)
廢
(
よ
)
後退
(
あとずさ
)
息塞
(
いきづま
)
戯弄
(
からか
)
暈
(
かさ
)
杜
(
もり
)
淼漫
(
べうまん
)
疲憊
(
ひはい
)