“鐡軌”の読み方と例文
読み方割合
レール100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
灰色の停車場から、幾條もの鐡軌レールが、白くすら/\と流れ出てゐるのが眺められた。平つたい感じのする屋根の間からは、處々、白い煙が騰つた。
受験生の手記 (旧字旧仮名) / 久米正雄(著)
小さい玩具の電車が、向うの隧道とんねるの中から出て、そこの花野に敷かれた鐡軌レールを傳はつて走る中、橋のない川に來かゝる。すると水中から突如として鐡橋が都合よくせり上がる。
受験生の手記 (旧字旧仮名) / 久米正雄(著)