“寺僕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとこ33.3%
じぼく33.3%
をとこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心得ましたと先刻さきより僕人部屋おとこべやころがりいし寺僕おとこら立ちかかり引き出さんとする、土間に坐り込んでいだされじとする十兵衛。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
朝夕の寺僕じぼくの「看經おつとめ」が、壁を傳うて響いた。晝は晝で深い沈默が在つた。街の音響はそこの檜葉の植込に吸はれて、此方へは入つて來ないやうに思はれた。
受験生の手記 (旧字旧仮名) / 久米正雄(著)
心得ましたと先刻より僕人をとこ部屋に転がり居し寺僕をとこ等立かゝり引き出さんとする、土間に坐り込んで出されじとする十兵衞。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)