“寺島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てらじま85.7%
てらしま14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あっしはあの晩、玉の井へ行ったって事を申し上げましたが、実はお由と喜多公のことが気になって、寺島てらじまの喜多公の家へ様子を見に行ったんです。
白蛇の死 (新字新仮名) / 海野十三(著)
因縁も糸瓜へちまもありゃしません、——寺島てらじまに住んでいる物持の佐兵衛さへえ瓢々斎ひょうひょうさいとか何とかいって、雑俳ざっぱいの一つもひね親爺おやじで、この男が、長い間の大酒で身体をいけなくし
例の麑島かごしま戦争の話などもあって、その戦争の事についてはマダ/″\いろ/\面白い事があるけれども、長くなるから此処こここれを略し、さて寺島てらしまの身の上は如何どうだと云うに
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
松木、五代、埼玉郡に潜むさてれから私の気になる松木まつきすなわ寺島てらしまの話はう次第である。松木、五代ごだいが薩摩の船から英の軍艦に乗移のりうつった所が、清水が居たので松木も驚いた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)