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寺島
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てらじま
ふりがな文庫
“
寺島
(
てらじま
)” の例文
あっしはあの晩、玉の井へ行ったって事を申し上げましたが、実はお由と喜多公のことが気になって、
寺島
(
てらじま
)
の喜多公の家へ様子を見に行ったんです。
白蛇の死
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
因縁も
糸瓜
(
へちま
)
もありゃしません、——
寺島
(
てらじま
)
に住んでいる物持の
佐兵衛
(
さへえ
)
、
瓢々斎
(
ひょうひょうさい
)
とか何とかいって、
雑俳
(
ざっぱい
)
の一つも
捻
(
ひね
)
る
親爺
(
おやじ
)
で、この男が、長い間の大酒で身体をいけなくし
銭形平次捕物控:085 瓢箪供養
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
大須賀玄内
(
おおすがげんない
)
と申す。
寺島
(
てらじま
)
村河内屋敷の
寮
(
りょう
)
に
食人
(
かかりびと
)
の、天下晴れての浪々の身じゃ、はっはっは。」
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
人の
往来
(
ゆきき
)
も繁く人家も多くなっているが、その時分は
隅田川
(
すみだがわ
)
沿いの
寺島
(
てらじま
)
や
隅田
(
すみだ
)
の村〻でさえさほどに
賑
(
にぎ
)
やかではなくて、
長閑
(
のどか
)
な別荘地的の光景を存していたのだから、まして中川沿い
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
思出の深い
箏
(
こと
)
も、みんな焼いてしまったが、思いがけない悦びは、芝の
寺島
(
てらじま
)
(菊五郎家)氏から、衣類をもって見舞いにいった者が、
家
(
うち
)
でも角の
土蔵
(
くら
)
は焼けたが、
母屋
(
おもや
)
や、奥蔵が残ってといって
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
文化年間に至って百花園の創業者
佐原菊塢
(
さわらきくう
)
が八重桜百五十本を白髭神社の南北に植えた。それから
凡
(
およそ
)
三十年を経て天保二年に隅田村の庄家阪田氏が二百本ほどの桜を
寺島
(
てらじま
)
須崎
(
すさき
)
小梅
(
こうめ
)
三村の堤に植えた。
向嶋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
島
常用漢字
小3
部首:⼭
10画
“寺島”で始まる語句
寺島良安
寺島宗則
寺島陶蔵
寺島村
寺島町
寺島兵庫
寺島甚助
寺島村蓮華寺