“須崎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すさき83.3%
すざき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大学の二年から三年にあがった夏休みの帰省中に病を得て一年間休学したが、その期間にもずっと須崎すさきの浜へ転地していたために紅葉の盛りは見そこなった。
庭の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
明治二十年頃(?)福岡市須崎すさき台場だいばに在る須崎監獄の典獄(刑務所長)となり、妻帯後間もなく解職し、爾後、数年閑居、日清戦役後、台湾の巡査となって生蕃せいばん討伐に従事した。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一匹のけものと一人の女、走る走る東北へ! 三囲みめぐりから牛御前うしごぜん長命寺ちょうみょうじから須崎すざきたんぼ! 一面の野面のづら、諸所に林、人家乏しく、耕地も乏しい。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)