“すさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洲崎81.8%
須崎15.2%
洲先3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小林の船倉ふなぐらから東の方へ突き出した洲崎すさきには材木場の大きな建物が見えています。町は明るいのに船倉と材木場の方は真暗です。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
明治二十年頃(?)福岡市須崎すさき台場だいばに在る須崎監獄の典獄(刑務所長)となり、妻帯後間もなく解職し、爾後、数年閑居、日清戦役後、台湾の巡査となって生蕃せいばん討伐に従事した。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
今、松原の洲先すさきから西へゆく帆影を見まもりながら、滂沱ぼうだと流るる涙に顔をまかせ、彼女は小舟のへりに身も世もなかった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)