“雑俳”のいろいろな読み方と例文
旧字:雜俳
読み方割合
ざっぱい88.2%
さっぱい5.9%
ざつぱい5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ましてそういう、世の耳目に触れた記事を、取り入れないではおかない種類では、雑俳ざっぱいに、川柳せんりゅうに、軽口かるくちに、一口噺ひとくちばなしのがしはしなかった。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「寒竹はいけないなあ寒竹は」むきになって云うのが聞えた、「雑俳さっぱいはもう廃業届けが出してあるんですぜ、竹亭寒笑、どうか今後は嘘にも寒竹はなしにして頂きましょう」
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ざうする菊塢きくうの手紙には、うめ一枝いつしゑがきて其上そのうへそのの春をおわかまをすといふ意味の句あり、また曲亭馬琴きよくていばきんめいしつしてのち、欝憂うさを忘るゝためにおのれと記臆きをくせし雑俳ざつぱいかきつらねて、友におくりしうち
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)