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下塗
ふりがな文庫
“下塗”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
したぬり
66.7%
したぬ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したぬり
(逆引き)
と言葉じりもしどろになって、
頤
(
あご
)
を
引込
(
ひっこ
)
めたと思うと、おかしく
悄気
(
しょげ
)
たも道理こそ。刑事と
威
(
おど
)
した半纏着は、その実町内の若いもの、
下塗
(
したぬり
)
の
欣八
(
きんぱち
)
と云う。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
肉は
干
(
ひから
)
び、皮
萎
(
しな
)
びて見るかげもないが、手、胸などの
巌乗
(
がんじょう
)
さ、
渋色
(
しぶいろ
)
に
亀裂
(
ひび
)
が入つて
下塗
(
したぬり
)
の
漆
(
うるし
)
で固めたやう、
未
(
ま
)
だ/\目立つのは鼻筋の
判然
(
きっぱり
)
と通つて居る
顔備
(
かおぞなえ
)
と。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
下塗(したぬり)の例文をもっと
(2作品)
見る
したぬ
(逆引き)
左官の
下塗
(
したぬ
)
り職人などの中には、どうかすると、下町の女をほろりとさせるような
粋
(
いき
)
なやつが少くないし、それに、この下谷の壁辰ほど同業に名が知れていると
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「
内実
(
ないじつ
)
は、ただの左官職と思って、しばらく
下塗
(
したぬ
)
り
奴
(
やっこ
)
にでも化けこんで、
御公儀
(
ごこうぎ
)
の眼をくらます気でか」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
下塗(したぬ)の例文をもっと
(1作品)
見る
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
塗
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕
検索の候補
塗下駄
下地総塗
塗駒下駄
天下同帰而殊塗
“下塗”のふりがなが多い著者
林不忘
泉鏡花