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したぬり
ふりがな文庫
“したぬり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
下塗
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下塗
(逆引き)
と言葉じりもしどろになって、
頤
(
あご
)
を
引込
(
ひっこ
)
めたと思うと、おかしく
悄気
(
しょげ
)
たも道理こそ。刑事と
威
(
おど
)
した半纏着は、その実町内の若いもの、
下塗
(
したぬり
)
の
欣八
(
きんぱち
)
と云う。
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
肉は
干
(
ひから
)
び、皮
萎
(
しな
)
びて見るかげもないが、手、胸などの
巌乗
(
がんじょう
)
さ、
渋色
(
しぶいろ
)
に
亀裂
(
ひび
)
が入つて
下塗
(
したぬり
)
の
漆
(
うるし
)
で固めたやう、
未
(
ま
)
だ/\目立つのは鼻筋の
判然
(
きっぱり
)
と通つて居る
顔備
(
かおぞなえ
)
と。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お不動様の
御堂
(
みどう
)
を
敲
(
たた
)
いて、夜中にこの話をした、
下塗
(
したぬり
)
の欣八が
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
したぬり(下塗)の例文をもっと
(2作品)
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“したぬり”の意味
《名詞》
土やモルタルの壁や塗装、彩色などをする際に、予め下地として塗ること。また、そのようなもの。
(出典:Wiktionary)
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したぬ