“みんな”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミンナ
語句割合
皆72.1%
一同8.4%
悉皆5.0%
衆3.7%
衆人3.4%
全体0.8%
衆皆0.5%
不残0.5%
全部0.5%
全體0.5%
皆々0.5%
諸友0.5%
人々0.3%
不殘0.3%
全額0.3%
各自0.3%
合計0.3%
多勢0.3%
女生0.3%
家内0.3%
家族0.3%
皆悉0.3%
船員0.3%
衆婢0.3%
連中0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは春のことで。夏になると納涼(すずみ)だといって人が出る。秋は蕈狩(たけがり)に出懸けて来る、遊山(ゆさん)をするのが、皆(みんな)内の橋を通らねばならない。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「衆人がそう見るなら衆人の見るに一任して置きます」と押問答して居る間に本当の国王が来られたといって一同(みんな)迎えに出られまして
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
だが、あんまり威張(ゐば)れないて、此樣(こん)な車(くるま)を製造(こしらへ)ては如何(どう)でせうと、此處(こゝ)まで工夫(くふう)したのは此(この)私(わたくし)だが、肝心(かんじん)の機械(きかい)の發明(はつめい)は悉皆(みんな)大佐閣下(たいさかつか)だよ。
下宿では衆(みんな)が寝静まっていた。長い廊下を伝うて、自分の部屋へ入ると、戸を閉めきった室内には、まだ晩方の余熱(ほとぼり)が籠っていた。
黴 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そこで衆人(みんな)の心持(こゝろもち)は、せめて畫(ゑ)でなりと志村(しむら)を第(だい)一として、岡本(をかもと)の鼻柱(はなばしら)を挫(くだ)いてやれといふ積(つもり)であつた。自分(じぶん)はよく此(この)消息(せうそく)を解(かい)して居(ゐ)た。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
意外(とんだ)ところに感心して、『ナントお前様、此地方(ここら)ではハア、今の村長様の嬶様(かかあさま)でせえ、箪笥が唯(たつた)三竿(みさを)——、否(うんにや)全体(みんな)で三竿でその中の一竿はハア、古い長持だつけがなツす。』
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
衆皆(みんな)は唯だ黙って岡本の顔を見ていたが松木と竹内は真面目(まじめ)で、綿貫と井山と上村は笑味(えみ)を含んで。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
落ちた耳を拾つて居る奴があるものか、白痴め、汲んで来たか、関ふことは無い、一時に手桶の水不残(みんな)面へ打付(ぶつけ)ろ、此様野郎は脆く生るものだ、それ占めた、清吉ッ、確乎(しつかり)しろ、意地の無へ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
全部(みんな)さし上げます。それをイヨイヨとなったら笠に突付けて云って御覧なさい。お前はお前の書いた文句を忘れてやしまい。呉羽さんを脅迫した言葉も忘れてやしないだろうって……ね……
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
願くは、今自分の見て居る間(うち)に、早く何處かの内儀(おかみ)さんが來て、全體(みんな)では餘計だらうが、アノ一番長い足一本だけでも買つて行つて呉れゝば可(いゝ)に、と思つた。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
おめで鯛の焼もの膳『外には何もござりませねど。皆々(みんな)あちらでお相伴、まづ召上がれ』とさし出す『あれまあ、それでは恐れいりまする。いつまでも其様(そんな)に、お客待遇して戴いては、気が痛んでなりませぬ。それよりは御勝手で、お手伝ひなと致したが』
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
二枚折の紙石盤やら硯やら石筆やらを買つて貰つて、諸友(みんな)と一緒に学校に行く事になつた。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「まア驚いた!」と低い声で言って、人々(みんな)の顔をきょろきょろ見廻わした。人々(みんな)も何事が起ったかとお徳の顔を見る。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「で御座いますから炭泥棒は何人(だれ)だか最早(もう)解ってます。どう致しましょう」とお徳は人々(みんな)がこの大事件を喫驚(びっくり)してごうごうと論評を初めてくれるだろうと予期していたのが
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
盜(ぬす)み出して連て逃(にげ)たに相違なし元は只(たゞ)取(とつ)て來たものだ不殘(みんな)渡しても損にはならねへサア/\渡せ/\と立(たち)かゝる故此方(こなた)は侍士一人なれども女房を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「全額(みんな)もらったらおまえさんが窮(こま)るだろう」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私(あたし)の家(うち)でも、いくつ弓張りや手丸提燈(てまるちょうちん)に灯(ひ)を入れて出してやったかわからない。議事堂です、議事堂ですと、各自(みんな)が口々に言った。
『今日の新入生は合計(みんな)で四十八名でございます。その内、七名は去年の学齢で、一昨年(をととし)ンのが三名ございますから、今年の学齢で来たのは三十八名しかありません。』
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
家へ持って帰ってから多勢(みんな)にいろいろにいわれて、翌日(あくるひ)自分でまたわざわざ松屋まで取り換えにいって、他なのを取って来ると、また主婦(おかみ)や他の売女(おんな)どもに何とかかとかいわれて
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
一方で『地球の上に国という国(くうに)は』何とか歌うと、女生(みんな)が扇を持って起(た)ったりしゃがんだりぐるり回ったりしとるから、踊りの温習(さらい)かと思ったら、あれが体操さ! あはははは
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
もう一年たちますのねエ、よウくおぼえていますよ、あの時馬車に乗って出ると家内(みんな)の者が送って出てますから何とか言いたかったのですけどどうしても口に出ませんの。おほほほ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
鄰家(となり)はと、穴(あな)から少(すこ)し、恁(か)う鼻(はな)の尖(さき)を出(だ)して、覗(のぞ)くと、おなじやうに、提灯(ちやうちん)を家族(みんな)で袖(そで)で包(つゝ)んで居(ゐ)る。魂(たましひ)なんど守護(しゆご)するやうに——
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
まだ凡(すべ)てが夜(よ)の眠(ねむり)から離(はな)れぬ内(うち)に皆悉(みんな)口(くち)を嗽(すゝ)いで待(ま)つて居(ゐ)ねばならぬのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「だからよ。船員(みんな)は小僧を見付(みつけ)次第タタキ殺して船霊様(ふなだまさま)を浄(きよ)めるって云ってんだ。汽鑵(かま)へブチ込めやあ五分間で灰も残らねえってんだ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お前に暇を出したとて、お松の口が塞がぬ上は、やつぱり嘘が真実(まこと)になる。さうでなうても、この間から、衆婢(みんな)が可恠(あやし)う思ふてゐる、素振りが見えるに、なほの事、腹が立つてたまらなんだも。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
とうとう絶対の禁酒状態に陥ってしまったので、そんな事を知らない連中(みんな)を、かなり不思議がらせたらしい。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)