“すっかり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悉皆71.7%
全然22.2%
全部4.0%
不残1.0%
尽底1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがお前さん、動員令が下って、出発の準備が悉皆(すっかり)調った時分に、秋山大尉を助けるために河へ入って、死んじゃったような訳でね。
躯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
しかし顔はよく似ているから親子だろう。おれは、や、来たなと思う途端(とたん)に、うらなり君の事は全然(すっかり)忘れて、若い女の方ばかり見ていた。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
老女 誰でもわたしを助けようと思えば、自分自身をわたしにくれなけりゃ、わたしに全部(すっかり)くれなけりゃ。
夫(それ)は大変だが巡「はい手も無く捕縛して仕舞いました夫に彼れ全く逃れぬ所を見てか不残(すっかり)白状して仕舞いました警「や、や藻西が白状したとな」
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
鈴木屋さんに知れても悪いから黙ってゝおくれよと尽底(すっかり)騙(だま)して口留(くちどめ)を為(し)たが、夜半(よなか)に最う一遍根締(ねじめ)を見ようと思って往ったのだが、ちょうど宜(い)い処で出会ったね
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)