“からっきし”の漢字の書き方と例文
語句割合
全然100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野郎が有難い事を云ったってかんかん虫手合いは鼾をかくばかりで全然からっきし補足たしになら無えってんで、工場長開けた事を思いつきやがった、女ならよかろうてんだとよ。
かんかん虫 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
若死したものが生れ代ると男になって、老耄が生れ代ると業で女になるんだ。あり相で居て、色気と決断おもいきり全然からっきし無しよ、あるものは慾気ばかりだ。私は思わずほほ笑ませられた。
かんかん虫 (新字新仮名) / 有島武郎(著)