“すっぱり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
全然50.0%
悉皆50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまらぬ心配をした事を全然すっぱりはなして、快よく一笑に付して、心の清いところを見せて、お勢に……お勢に……感信させて、そして自家じぶんも安心しようという文三の胸算用は、ここに至ッてガラリ外れた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
其の頃はやゝともすれば血判だの、とて立行たちゆきが出来んから切腹致すの、武士道が相立たん自殺致すなどと申したもので、寺島松蔭の反逆も悉皆すっぱり下組したぐみの相談が出来て、明和の四年に相成りました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)