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さらり
ふりがな文庫
“さらり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
全然
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全然
(逆引き)
紅蓮白蓮の
香
(
にほひ
)
ゆかしく
衣袂
(
たもと
)
に裾に薫り来て、浮葉に露の玉
動
(
ゆら
)
ぎ立葉に風の
軟
(
そよ
)
吹
(
ふ
)
ける面白の夏の
眺望
(
ながめ
)
は、赤蜻蛉
菱藻
(
ひしも
)
を
嬲
(
なぶ
)
り初霜向ふが岡の
樹梢
(
こずゑ
)
を染めてより
全然
(
さらり
)
と無くなつたれど
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
紅蓮白蓮
(
ぐれんびゃくれん
)
の
香
(
におい
)
ゆかしく
衣袂
(
たもと
)
に
裾
(
すそ
)
に
薫
(
かお
)
り来て、浮葉に露の玉
動
(
ゆら
)
ぎ立葉に風のそよ吹ける面白の夏の
眺望
(
ながめ
)
は、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
菱藻
(
ひしも
)
を
嬲
(
なぶ
)
り初霜向うが岡の
樹梢
(
こずえ
)
を染めてより
全然
(
さらり
)
となくなったれど
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
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