“此地方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ここら50.0%
こちら25.0%
このちほう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『ナントお前樣、此地方ここらではハア、今の村長樣の嬶樣でせえ、箪笥が唯三竿——、うんにや全體みんなで三竿でその中の一竿はハア、古い長持だつけがなッす。』
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
野郎……貴様らが上海シャンハイの本部へ逃げ込むついでに門司から此地方こちらへ道草を喰いに入り込んだのを聞くと、直ぐに手配していたんだぞ。貴様らの同志四人はモウ先刻さっき、停車場で挙げられている。
女坑主 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
此地方このちほう砂丘さきゆう地震ぢしんならずとも崩壞ほうかいすることがあるのだから、地震ぢしんさいして注意ちゆういすべきは當然とうぜんであるけれども、平日へいじつおいてもをつけ
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)