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余熱
ふりがな文庫
“余熱”の読み方と例文
旧字:
餘熱
読み方
割合
ほとぼり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほとぼり
(逆引き)
下宿では
衆
(
みんな
)
が寝静まっていた。長い廊下を伝うて、自分の部屋へ入ると、戸を閉めきった室内には、まだ晩方の
余熱
(
ほとぼり
)
が籠っていた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
四国西国で賭試合の小屋がけをつづけ、各所で得た悪銭を懐にして、もう
余熱
(
ほとぼり
)
も醒めた頃と、再び江戸へ帰ってくる途中であった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今では
余熱
(
ほとぼり
)
が冷めてホテルのダンス場も何カ
月
(
つき
)
ぶりかで再び開かれたが、さしもに流行したダンス熱は一時ほどでなくなった。
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
余熱(ほとぼり)の例文をもっと
(12作品)
見る
“余熱”の意味
《名詞》
一度熱したもので熱気が冷めきらないこと。また、その熱気。
残暑。
(出典:Wiktionary)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
熱
常用漢字
小4
部首:⽕
15画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目
“余熱”のふりがなが多い著者
松本泰
近松秋江
徳田秋声
二葉亭四迷
内田魯庵
林不忘
三遊亭円朝
薄田泣菫
吉川英治