“笑味”の読み方と例文
読み方割合
えみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分勝手な空想を描きながら急いでってみると、村長は最早もう座に居て酒が初まっていた。梅子は例の如く笑味えみを含んで老父の酌をしている。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
とまではすこぶる真面目であったが、自分でも少し可笑おかしくなって来たか急に調子を変え、声を低うし笑味えみを含ませて
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「何だと親を捕えて泥棒呼わりは聞き捨てになりませんぞ」と来るところを取って押え、片頬かたほお笑味えみを見せて
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)