“笑靨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えくぼ85.1%
ゑくぼ12.8%
えく2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの、笑靨えくぼよりは、口のはたの処に、たてにちょいとしたしわが寄って、それが本当に可哀うございましたの」と、お金が云った。
心中 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ドアしづかに押し開けられると、一度見たことのある少年が、名刺受の銀の盆を、手にしながら、笑靨ゑくぼのある可愛い顔を現した。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
身体中のあらゆる関節に笑靨えくの寄るといった、大変な大年増でした。