“岡本”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おかもと50.0%
をかもと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし越前の名を高めたのは、何よりも紙漉かみすきわざであります。武生近くの岡本おかもと村がその中心をなします。立派な厚みのある「奉書ほうしょ」はここのを第一といいます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
諭吉ゆきち岡本おかもと二人ふたりでそこにすんで、じゅくをひらくことになりました。
そこで衆人みんな心持こゝろもちは、せめてでなりと志村しむらだい一として、岡本をかもと鼻柱はなばしらくだいてやれといふつもりであつた。自分じぶんはよくこの消息せうそくかいしてた。
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
しかし僕の友だちは長い年月としつきの流れるのにつれ、もう全然僕などとは縁のない暮らしをしてゐるであらう。僕は四五年まへ簡閲点呼かんえつてんこ大紙屋おほがみや岡本をかもとさんと一しよになつた。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)