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かく
高見権右衛門は三百石、千場作兵衛、野村庄兵衛は
各五十石の加増を受けた。柄本又七郎へは
米田監物が承って組頭
谷内蔵之允を使者にやって、
賞詞があった。
だがさういふ
不自由な
約束の
出來ない
前の
歌を
見ると、
譬ひ
秋の
悲しくさびしいものだと
詠んでゐても、それが
各個人の
實際の
感じとして
人々の
胸に
強く
觸れるのであります。
一
日さうして
止め
處もなく
駈つて
行く
巨人の
爪先には
此の
平坦な
田や
畑や
山林の
間に
介在して
居る
各村落の
茅屋は
悉く
落葉を
擡げて
出た
茸のやうな
小さな
悲慘な
物でなければならなかつた。
として、諸将は、夜に入って、
各、持ち場持ち場の、陣地へ帰った。
定番、大番、加番の集まつた所で、土井は
正九つ
時に城内を巡見するから、それまでに
各持口を固めるやうにと言ひ付けた。それから士分のものは
鎧櫃を
担ぎ出す。