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癇性
ふりがな文庫
“癇性”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんしょう
81.3%
かんしやう
18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんしょう
(逆引き)
五十がらみの貧相な男で、
癇性
(
かんしょう
)
というのだろうか、首が少し左へ曲っていて、早くちに話しながら、その首を絶えず振る癖があった。
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「驚いたぜ、親分。この家にはどんな
癇性
(
かんしょう
)
の人間が住んでいるか知らないが、雨戸の上の欄間まで
嘗
(
な
)
めたように拭き込んであるぜ」
銭形平次捕物控:182 尼が紅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
癇性(かんしょう)の例文をもっと
(26作品)
見る
かんしやう
(逆引き)
「左樣、奧方は
癇性
(
かんしやう
)
で、夜中でも必ず手洗鉢で手を洗はれる。暫らく經つて、庭石の上に、これを置いてあつたのに氣が付きました」
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
持ち前の
癇性
(
かんしやう
)
を運んで、ぴんと靜かな聽衆の耳に響いたと思はれたので、この演奏會のレコード破りをやつたやうな申しわけ無さを感じた。
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
癇性(かんしやう)の例文をもっと
(6作品)
見る
“癇性”の意味
《名詞》
神経質で怒りやすい性質。
異常な潔癖症であること。
(出典:Wiktionary)
癇
漢検1級
部首:⽧
17画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“癇”で始まる語句
癇癪
癇
癇癖
癇高
癇癪持
癇癪玉
癇走
癇持
癇癪筋
癇症
検索の候補
癲癇性激怒
“癇性”のふりがなが多い著者
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
三上於菟吉
中勘助
壺井栄
岩野泡鳴
谷崎潤一郎
山本周五郎
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吉川英治
野村胡堂