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癇走
ふりがな文庫
“癇走”の読み方と例文
読み方
割合
かんばし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんばし
(逆引き)
「恩に着せやしないって今云ったじゃありませんか」とお秀が少し
癇走
(
かんばし
)
った声で弁解した。お延は元通りの穏やかな調子を
崩
(
くず
)
さなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夫人の気持を知っている
侍女
(
こしもと
)
の
末
(
すえ
)
までが、御表の物音を聞くと、常には、静かな足も走って、つい、声までが
癇走
(
かんばし
)
って欣びを告げるのだった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蓮鉢を越して向ふ側の
廂房
(
しやうばう
)
から、眼でも
覚
(
さ
)
ましたのだらう、急に赤ん坊の
癇走
(
かんばし
)
つた泣き声が聞えて来た。梧桐は
仄暗
(
ほのぐら
)
く、蓮は仄白く、赤ん坊の声だけが鋭い。
南京六月祭
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
癇走(かんばし)の例文をもっと
(7作品)
見る
癇
漢検1級
部首:⽧
17画
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
“癇”で始まる語句
癇癪
癇
癇癖
癇性
癇高
癇癪持
癇癪玉
癇持
癇癪筋
癇症
“癇走”のふりがなが多い著者
犬養健
吉川英治
夏目漱石
与謝野晶子