“廂房”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうばう50.0%
しょうぼう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓮鉢を越して向ふ側の廂房しやうばうから、眼でもましたのだらう、急に赤ん坊の癇走かんばしつた泣き声が聞えて来た。梧桐は仄暗ほのぐらく、蓮は仄白く、赤ん坊の声だけが鋭い。
南京六月祭 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
肋骨君ろっこつくんの説明を聞いて知ったのだが、この突当りが正房せいぼうで、左右が廂房しょうぼうである。肋骨君はこの正房の一棟ひとむねに純粋の日本間さえ設けている。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)