“春日山麓”の読み方と例文
読み方割合
かすがさんろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このあたりは春日山麓（かすがさんろく）の高燥地帯で、山奥へ通ずるそのゆるやかな登り道は、両側の民家もしずかに古さび、崩れた築地（ついじ）に蔦葛（つたかずら）のからみついている荒廃の様が一種の情趣を添えている。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) ／ 亀井勝一郎(著)