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乱鬢
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らんびん
ふりがな文庫
“
乱鬢
(
らんびん
)” の例文
言下
(
ごんか
)
に
勿焉
(
こつえん
)
と消えし
刃
(
やいば
)
の光は、早くも宮が
乱鬢
(
らんびん
)
を
掠
(
かす
)
めて
顕
(
あらは
)
れぬ。
啊呀
(
あなや
)
と貫一の
号
(
さけ
)
ぶ時、
妙
(
いし
)
くも彼は
跂起
(
はねお
)
きざまに突来る
鋩
(
きつさき
)
を
危
(
あやふ
)
く
外
(
はづ
)
して
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
帰途
(
かえり
)
を案じていた作左衛門夫婦は、声に
愕
(
おどろ
)
いて出てみると、五平は肩先から鮮血を流して、
乱鬢
(
らんびん
)
のままへたばっていた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
乱鬢
(
らんびん
)
の
中
(
うち
)
に五六本の
白髪
(
しらが
)
が
瞬
(
またた
)
く
燈火
(
あかり
)
の光を受けてちらりちらりと見ゆるばかり。
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そしてぬれしずくな
乱鬢
(
らんびん
)
と、蒼白になった顔や腕の傷を見ますと、二人がいかにはげしい水中の格闘をやったかが想像されて、見るものの眼を慄然とさせる。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は脇差を以てメチャメチャに突き破り、
乱鬢
(
らんびん
)
となって這い出しました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
鬢
漢検1級
部首:⾽
24画
“乱”で始まる語句
乱
乱暴
乱波
乱麻
乱杭
乱箭
乱杭歯
乱髪
乱暴者
乱次