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鬢盥
ふりがな文庫
“鬢盥”の読み方と例文
読み方
割合
びんだらい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びんだらい
(逆引き)
鬢盥
(
びんだらい
)
に、濡れ手拭を持ち添えたいろは茶屋のお品は、思いきりの
抜
(
ぬ
)
き
衣紋
(
えもん
)
にも、まだ
触
(
さわ
)
りそうな
髱
(
たぼ
)
を気にして、お米の側へ腰をかける。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
銅
(
あか
)
の
鬢盥
(
びんだらい
)
へ殆んど一杯ほども吐き、そのまま気を失ってしまった。お豊のは
咳
(
せき
)
も
痰
(
たん
)
も出ず、躯が痩せるというのでもなかった。
花も刀も
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
側に
鬢盥
(
びんだらい
)
というものがあって、チョイチョイ水をつけ、一方の壁には鬢附け油が堅いのと
軟
(
やわら
)
かいのとを板に附けてある。
幕末維新懐古談:05 その頃の床屋と湯屋のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
鬢盥(びんだらい)の例文をもっと
(11作品)
見る
鬢
漢検1級
部首:⾽
24画
盥
漢検1級
部首:⽫
16画
“鬢”で始まる語句
鬢
鬢髪
鬢付
鬢櫛
鬢掻
鬢附油
鬢毛
鬢附
鬢付油
鬢糸
“鬢盥”のふりがなが多い著者
淡島寒月
吉川英治
中里介山
山本周五郎
正岡子規
高村光雲