“横肥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこぶと62.5%
よこぶとり37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前には濃い紫と云ったけれども——肩に手を掛けたのは、近頃流行はやる半コオトを幅広に着た、横肥よこぶとりのした五十恰好かっこう
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
赤黒くて強健で、無口で頑固な宇太松は、眇目すがめ横肥よこぶとりがして、この上もない醜男ぶおとこでした。
簣の横にいた横肥よこぶとりのした人夫の一人がそれを見て権兵衛の前へ出た。それは松蔵まつぞうと云う人夫の組頭の一人であった。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お大は何處かの番傘をして、ブヨ/\した横肥よこぶとりの體を、町の片側からノソ/\と歩いてゐる。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)