“もののふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モノノフ
語句割合
武士60.0%
武夫30.0%
武人4.0%
物部4.0%
戦人2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高僧智識が捨身無一物の信念を以て通るか、しからざれば、天下に旅する豪気の武士もののふでなければ覚束おぼつかない。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と詠じた歌などは、公卿くげたちの間にも秀歌と伝えられて、「やさしき武士もののふ」といいはやされたものだった。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「昔の歌に、武夫もののふ手向たむけ征箭そやも跡ふりて神寂かみさび立てる杉の一もと、とあるのはこの杉だ」
と、二十歳はたちばかりの多感な武夫もののふは、感極かんきわまって、後は両手をつかえているだけだった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
綾麻呂 いさお高き武人もののふの家系、臣、石ノ上ノ綾麻呂から五位の位を奪いとった我等が仇敵きゅうてきは?
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
いつもこれくらい小人数こにんずうでしかなかったそうで、いざ戦闘たたかいとなれば、いずれの土地とちられましても、附近あたり武人もののふどもが
「もののふの八十氏やそうぢ」は、物部もののふには多くのうじがあるので、八十氏やそうじといい、同音の宇治川うじがわに続けて序詞とした。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ゆき負ひて太刀を佩きたる物部もののふのよそほひしたる山ざくら花
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
館へ帰る戦人もののふの、まぼろしの憂ひをたれぞ知る、行けルージャの女子達……私はホメロス調の緩急韻で歌ったが
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)