“小人数”のいろいろな読み方と例文
旧字:小人數
読み方割合
こにんず80.0%
こにんずう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聴衆が大勢のときには、どこに紛れこんどってもわからんけんど、小さい会場で、小人数こにんずのときにゃ、あげな女は、じき目につく。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
古い家ながら小人数こにんずには広過ぎるうちを建て、盛に果樹観賞木を植え、一切いっさい永住方針を執って吾生活の整頓に六年を費した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
この裏道うらみちをくるのにも、とちゅう、一、二ヵしょ山関やまぜきがあったが、小人数こにんずう関守せきもりや、徳川家とくがわけの名もない小役人などは、この一こうのまえには、鎧袖がいしゅうしょくあたいすらもない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ついでにちょっとくわえてきますが、そのころみこと直属ちょくぞく部下ぶかもうしますのは、いつもこれくらい小人数こにんずうでしかなかったそうで、いざ戦闘たたかいとなれば、いずれの土地とちられましても、附近あたり武人もののふどもが