“御人数”の読み方と例文
旧字:御人數
読み方割合
ごにんず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新潟あたりの旅人をだましちゃア親船に連れだって、裸体ぱだかに剥ぎ取って、海にほうり込むてえ話だ、さア御領主様も容易ならねえ海賊だてえんで、御人数ごにんずを出しても
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それに御宅は御人数ごにんずも多いんだから入用いることも入用サね。あたしのとこなんか二人きりだから幾干いくら入用いりゃア仕ない。それでも三銭五銭と計量炭はかりずみを毎日のように買うんだからね、全くやりきれや仕ない
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
御人数ごにんずはと聞かれて、その何だか四五人の事も御座りますし、七八人にも成りますし、始終とほしごたごたしてらちは御座りませぬといふ、妙な事のと思ひしが掃除のすみて日暮れがたに引移り来たりしは
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)