“戦人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくさにん60.0%
いくさびと20.0%
もののふ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それがよい。そんならおじさんの傍へ行って、縁側へ腰をかけてお月見をしながら、また戦人いくさにんの話を教えておもらいなさい」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
源家の戦人いくさびとである祖先たちは、どれほど、この世に修羅しゅらを作ったかしれない。父の義親よしちかや、従兄いとこ義朝よしともが殺した人間の数だけでも、千塔万塔を建ててもおよばぬくらいな罪業であろう。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
星あかりの道に酔いれて、館へ帰る戦人もののふの、まぼろしの憂ひをたれぞ知る、行けルージャの女子達……私はホメロス調の緩急韻で歌ったが
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)