“髄”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
ずい92.3%
ずゐ3.8%
しん1.9%
すね1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは、まるでゆめの中にでもいるように身を運びながら、何やら馬鹿々々ばかばかしいほど緊張きんちょうした幸福感を、骨のずいまで感じるのだった。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
巡りて警告いましめ夏樹なつきずゐにきざむ。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼にいわれたとおり、大悟たいごまなこをふさいで、もう生きる気も捨て、死ぬ気もすて、颯々と夜を吹くかぜと小糠星こぬかぼしの中に、骨のしんまで、冷たくなってしまったもののようであった。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すね立ててこほろぎあゆむ畳には砂糖のこなもに光り沁む
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)