“脊髄癆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきずいろう66.7%
カリエス33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なにか、御病気らしゅうございますな」島屋の手代が云った、「脊髄癆せきずいろうとか聞きましたが、もう長くおやすみになっているのではございませんか」
いしが奢る (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ところが支倉君、眼を覆われてたおされる——それが脊髄癆せきずいろうなんだよ。しかも、第一期の比較的目立たない徴候が、十数年にわたって継続する場合がある。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
……どうだ斎木さいき……モ一つ行こう。脊髄癆カリエスぐらい酒を飲めば癒るよ。ちょっとも酔わんじゃないか君は……。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
脊髄癆カリエスなんてヨタを飛ばしたばちだ。落ち付いてくれなくちゃ話が出来ん。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)