“脊髄炎”の読み方と例文
読み方割合
せきずいえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初枝は十二の冬、村の小学校への行きがけに、みついた雪の上に誰かに突き転がされて、それがもとで今の脊髄炎せきずいえんを患ったのだった。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
が、そのおように今年十九になる、けれどもう七八年前から脊髄炎せきずいえんで床に就ききりになっている、初枝という娘のあった事なぞは此度の滞在ではじめて知ったのだった。……
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)