“玉髄”のいろいろな読み方と例文
旧字:玉髓
読み方割合
ぎょくずい60.0%
ぎょくずゐ20.0%
キヤルセドニ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんずやすももの白い花がき、ついでは木立こだちも草地もまっさおになり、もはや玉髄ぎょくずいの雲のみねが、四方の空をめぐころとなりました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
玉髄ぎょくずゐのやうな、玉あられのやうな、又蛋白石たんぱくせきを刻んでこさへた葡萄ぶだうの置物のやうな雲の峯は、たれの目にも立派に見えますが、蛙どもには殊にそれが見事なのです。
蛙のゴム靴 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
電線と恐ろしい玉髄キヤルセドニの雲のきれ
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)