蛙のゴム靴かえるのゴムぐつ
松の木や楢の木の林の下を、深い堰が流れて居りました。岸には茨やつゆ草やたでが一杯にしげり、そのつゆくさの十本ばかり集った下のあたりに、カン蛙のうちがありました。 それから、林の中の楢の木の下に、ブン蛙のうちがありました。 林の向ふのすゝきの …
題名が同じ作品
蛙のゴム靴 (新字新仮名)宮沢賢治 (著)