“髓”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
ずゐ66.7%
すね11.1%
ずい11.1%
てい11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どんな女の人だつて、その人を讃美して歌つたあんな歌をきかされたら、骨のずゐまでとろけてしまふのだけど。」
すね立ててこほろぎあゆむ疊には砂糖のこなもに光り沁む
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
このにち運動うんどうは、ほねずいまで疲勞ひろうするやうかんじるのであるが、そのあらげたる破片はへん食卓しよくたくの一ぐうならべて、うして、一ぱいやるとき心持こゝろもちといふものは、んともはれぬ愉快ゆくわいである。
「え、何うせ然うなんですよ。にくらしい!………」と眼に險を見せ、些と顎をしやくツて、づいと顏を突出す。其の拍子ひやうしに、何か眼に入ツたのか、お房は急に肝々きよと/\して、ひど面喰めんくツたていとなる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)