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髓
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ずゐ
ふりがな文庫
“
髓
(
ずゐ
)” の例文
新字:
髄
「どんな女の人だつて、その人を讃美して歌つたあんな歌をきかされたら、骨の
髓
(
ずゐ
)
までとろけてしまふのだけど。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
此の二三日
絲
(
いと
)
のやうな
小雨
(
こさめ
)
がひツきりなしに降續いて、
濕氣
(
しつき
)
は骨の
髓
(
ずゐ
)
までも
浸潤
(
しんじゆん
)
したかと思はれるばかりだ、柱も疊も惡く
濕氣
(
しつけ
)
て、
觸
(
さは
)
るとべと/\する。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
昔は美しくもあつたでせうが、世帶の苦勞が骨の
髓
(
ずゐ
)
まで
浸
(
し
)
み込んで、薄汚なく女盛りを過した中年女は、平次に取つても決して樂しい相手ではありません。
銭形平次捕物控:201 凉み船
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
汝が心は動かずや。若し骨焦がれ
髓
(
ずゐ
)
燃えずば、汝は男子にあらじ。さきの年我が彼に近づかんとせしとき、汝は實に我を妨げたり。汝は何故にヘブライオス語を學ぶことを
辭
(
いな
)
みしか。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
香木
(
かうぼく
)
の
髓
(
ずゐ
)
香
(
かを
)
る
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
▼ もっと見る
媚態
(
コケットリ
)
は、あの子の血にも流れてゐるし、頭にも
混
(
まじ
)
つてゐるし、骨の
髓
(
ずゐ
)
まで味をつけてゐるのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
八五郎は骨の
髓
(
ずゐ
)
まで女臭くなつたやうな氣がして、神田川へ飛込んで洗はうか——と言つた、途方もない衝動にかられ乍ら、錢形平次の家へ、一目散に驅けて行つたのでした。
銭形平次捕物控:034 謎の鍵穴
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
我疲勞は甚だしく、我身には
復
(
ま
)
た血なく、我骨には復た
髓
(
ずゐ
)
なきに似たり。我魂は天上の法廷に招かれ、
我骸
(
わがかばね
)
は海底に
横
(
よこたは
)
れるにやあらん。われは
纔
(
わづか
)
にアヌンチヤタと呼びて、又我眼を閉ぢたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
髓
部首:⾻
23画
“髓”を含む語句
骨髓
脊髓
腦髓
延髓
心髓
玉髓
眞髓
神髓
紅玉髓
脊髓腦膜炎
長髓彦