しん)” の例文
旧字:
彼にいわれたとおり、大悟たいごまなこをふさいで、もう生きる気も捨て、死ぬ気もすて、颯々と夜を吹くかぜと小糠星こぬかぼしの中に、骨のしんまで、冷たくなってしまったもののようであった。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)